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ハウスクリーニングで除菌はできる?
ハウスクリーニング で除菌はできるのでしょうか?
「除菌とは、菌やウイルスを取り除いて、その数を減らすこと」という定義があります。
この定義で言えば、手を洗うことや洗剤で食器を洗うことで付着するウイルス量は減らせるので、これらも除菌方法のひとつといえるでしょう。
ハウスクリーニングは洗剤で設備などを洗浄することですから、同じように付着するウイルスを減らすことができます。
ですからハウスクリーニングでも除菌はできるということになります。
しかし除菌とは、ウイルス量など数値で測れる明確な定義はないとされています。
ですから単に手を洗ったから除菌できたとか、クリーニングしたから除菌できていると安易に考えないほうがよいかもしれません。
確実にウイルス量を減らす除菌のために、ハウスクリーニングのやり方にも気をつける必要があるでしょう。
除菌に効果的なハウスクリーニング方法とは?
それでは、除菌に効果的なハウスクリーニングとはどのような方法なのでしょうか?
除菌効果の高いハウスクリーニングには次の3つのポイントが大切です。
1. 適切な洗剤を使用する
2. 丁寧な拭き上げをする
3. ウイルスの付着・繁殖しやすい場所をクリーニングする
これらのポイントをもとにハウスクリーニングをすることで、より除菌効果が高くなります。
除菌に効果的なハウスクリーニング3つのポイントを具体的に解説します
1. 適切な洗剤を使用する
除菌効果を謳う洗剤は多く市販されていますが、一般的な中性洗剤でもじゅうぶん除菌効果が期待できます。
たとえば食器用洗剤に含まれる界面活性剤などが除菌効果を持つ成分になります。
洗剤は用途によって中性・アルカリ性・酸性など液性が違っています。
素材に合わせた適切な洗剤を使用しなければ、素材を傷めてしまい金属の腐食や変色などの原因になります。
アルカリ性や酸性などの洗剤を適切に使用することはハウスクリーニングの専門業者でなければ難しいこともあります。
除菌をするという目的であれば素材を傷めることの少ない中性洗剤を使用する方が安全で確実な方法となるでしょう。
ただし、汚れがこびり付いた場所は、しっかりと汚れを落とさなければ除菌効果が得られません。
中性洗剤を使用して、汚れをしっかり落として除菌する。
これが、素材を傷めるリスクの少ないクリーニングによる除菌方法です。
2. 丁寧な拭き上げをする
中性洗剤で洗った箇所を丁寧に拭き上げることは通常のハウスクリーニングにおいても除菌において重要です。
洗浄後の拭き上げ作業が不十分であると、不活化したウイルスや落とした汚れが素材に残ったままになってしまいます。
水に濡らしてよく絞ったウエスなどで洗浄した箇所を数回拭き上げます。
この作業で付着した菌をしっかりと拭き取ることが除菌効果の高いクリーニングと言えるでしょう。
3. ウイルスの付着・繁殖しやすい場所をクリーニングする
ウイルス除菌には、やはりウイルスが付着しやすい場所をクリーニングすることが大切です。
たとえば、トイレ、手の触れるドアノブやスイッチ、ハンドルなどはウイルスが付着・繁殖しやすい箇所。
こうした場所のクリーニングを重点的に行うことでウイルスの接触感染リスクを軽減することができ、効果の高い除菌となります。
ただし注意しなければならないのは、中性洗剤に含まれる界面活性剤による除菌だけではじゅうぶんでないウイルスの種類もあるということです。
ノロウイルスなど感染性胃腸炎の原因となるウイルスは、中性洗剤やアルコールによる除菌ではなく、次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌を行う必要があります。
ウイルスの種類による対処方法の違いも知ったうえで、日常のハウスクリーニングで除菌をしっかりと行う。
その作業で、感染症のリスクを大幅に軽減することができます。
知識があれば誰にでも行うことのできる除菌作業です。
適切に除菌作業を行って安心安全な生活をつくっていきましょう。
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