ライター/角田真一

■自分は片付けられないと自覚のあるかた

こんにちは、便利屋アルファの角田です。最近はテレビのバラエティ番組でもゴミ屋敷を片付ける系のものをよく見かけるようになりましたよね。少し前に、テレビのワイドショーなどで毎日のように報道されていた名古屋のゴミ屋敷の男性がいましたけれど、あの報道があってから急にゴミ屋敷が注目されるようになったように感じます。

テレビの画面越しにゴミ屋敷を見ているだけなら、「なんでこうなっちゃうの!?」「本当に!?ありえない!」くらいの感想だったりするものですが、実際にゴミ屋敷片付けの相談を受けて現地にいってみると住人のかたはいたって穏やかな普通の人で、ゴミ屋敷になってしまったきっかけを聞いてみると本当に些細なことがきっかけだったりするので、ちょっとの違いでゴミ屋敷になるかどうかが分かれるんだよなぁと考えさせられます。例えば、たまたまゴミ出しの日に忙しくて出し忘れたとか、ある特定のゴミについて分別が無知だとか苦手だったとか、洗濯物をためてから週末にまとめてやるタイプだとか、人からいただいた物を使わないのに捨てられないとか。きっかけは誰もがあるあると思えることばかりなのですが、小さなことの積み重ねがとんでもない状況をつくってしまうことも事実です。とくに自分が片付けられない性格だと自覚のあるかたは、テレビのゴミ屋敷特集をみて他人事ではないなとお感じのかたもいることでしょう。今回は、多くのゴミ屋敷を片付けてきた私の経験から、すでにゴミ屋敷状態もしくはゴミ屋敷になりつつある人のために片付けられない人がまずやるべき3つのことをご提案いたします。

ゴミ屋敷

 ■1.現状をこれ以上悪化させないために悪しき習慣を断ち切る。

まずは現状をこれ以上悪化させないことです。片付けないという悪しき習慣を断ち切らねば根本解決はありえません。ゴミ屋敷や汚部屋になってしまうのは元をたどれば、不用品を処分しない、物を整理しないという非常にシンプルな家事を怠った結果です。 

貧乏性で捨てるのを惜しむとか人からもらったものを捨てられないというのは性格によるものです。それに対して家事としてのゴミを捨てるという行動は性格にかかわらず、不用品をゴミとして判断できれば捨てることができます。しかし恐ろしいことに何が不用品なのかを判断する能力が住環境によって汚染されてしまうことはよくあることです。部屋に不用品を一定期間捨てないまま放置しておくと、それよりも少しマシな物(古くなって捨てた方がいいけどまだ使えると思ってしまう物)を不用品として認知しなくなってしまうのです。家にあるものなのだからいつか使うものだと認識し、その物を所有する理由を無理やりこじつけてしまって、自分の頭にある不用品リストから除外してしまうのです。

片付けられないままゴミ屋敷状態にしてしまったのならば、部屋にはもうこれ以上1個の物も持ち込まない覚悟をもつことから始めましょう。弁当ゴミや空き缶、ペットボトルなどが多く溜まっているのならば、家では水道水以外の飲食を一切しないぐらいの生活習慣の改革が必要です。もし衣類が多すぎて足の踏み場がないのならば、これ以上服を買うべきではないでしょう。新聞や雑誌が山積みで片付かないのであれば思い切って新聞購読を解約しましょう。パソコンやスマホで新聞と同じかそれ以上の情報を仕入れることができます。

大人になって一人暮らしをしていると、自分の部屋がゴミ屋敷状態だということを同僚や知人に知られることはありません。なぜなら、そういう人は部屋に他人を招かないからです。ということは、誰からもゴミ屋敷状態だとの指摘を受けることもなければ、改善のためのアドバイスをもらうこともできません。それならば自らが決意をもって悪しき習慣を断ち切るほかに解決の方法があるでしょうか。

  ■2.捨てる。とにかく捨てる。全部捨てるくらいの心構えで良い。

悪しき習慣を断ち切る覚悟をして、物を増やさないよう心掛けはじめたら、次は今ある物を手放しましょう。ゴミは捨てる、使っていない不用品はリサイクルショップに売るなどしてどんどん物を減らしていきましょう。どこまで物を減らせばいいのかについてはテレビやインターネットで目にするきれいな部屋の画像を参考にするのがいいと思います。窓からは柔らかな自然光が差し込み、きれいに片付いたリビングのソファに腰かけて笑顔で語り合う家族。そんなシーンを広告などで目にしたことはありませんか?あのイメージのようにゆとりのある家具配置、家具の中にはゆとりをもって並べられた手入れの行き届いた日用品。こうしたイメージ画像は理想的な部屋をめざすうえでは良い参考になります。 

ひどい現状からそんな素敵なライフスタイルを想像するのは途方もないことのように思えますが、最初はどんなに難しく苦しくとも物を捨て続け、物が減っていくことが快感になるくらいにまで捨てましょう。家にあるもの全部捨てるくらいの心構えでいいです。物の捨て方が身に付きますし、物が減っていくにつれ心が軽くなって今の自分に本当に必要な物を冷静に判断することができるようになるので最終的に何もなくなるということは起こりえないと思います。ミニマリストに目覚めてしまったら話は別ですが…。

捨てることが重要だとわかっていても、覚悟をもって捨てられないかたは思い切って不用品回収業者に相談するべきです。片付けの経験が豊富な担当者であれば、現状を変えるためのアドバイスもしてくれます。知人や同僚に自分の部屋の状態を打ち明けて相談することはかなり勇気がいりますし、のちのち人間関係が破綻するリスクがありますので、業者に相談して適切なアドバイスと対処法を決めて実行していきましょう。

■3.物の配置を決める。ポイントは自分都合で配置を決めないこと。 

物が減ってスッキリとした部屋が達成できたら、この状態を維持することです。悪しき習慣が素晴らしい習慣に変わるまであと少しです。鉄のように固い意思で維持しましょう。維持するために必要なことは片付け続けることです。今まで片付けられなかったのは荷物が多かったからだという言い訳は、片付いた部屋ではもはや通用しません。使ったら片付けるという習慣を毎日ずっと続けていきましょう。

しかし、片付ける習慣にもルールが必要です。なぜなら自分にとって勝手の良いルールはすぐに素晴らしい習慣を破綻させてしまうからです。例えばリモコンは手に届きやすいテーブルの上に置かず、リモコン立てや壁付けのリモコンホルダーに片付けましょう。いつも使う食器だからといって食器を水切りカゴに置いたままにせず、洗って水気を切ったら食器棚に片付けましょう。はじめのうちは面倒でもこのひと手間が劇的に習慣を改善してくれるのです。

物が置かれて心地のいい場所が物の最適な配置です。物の気持ちになって配置を決めましょう。自分が使い勝手がいいからという理由で物の配置を決めるとすぐに悪しき習慣に逆戻りします。自分の部屋だから誰にもとがめられることがなかったために築き上げてしまったゴミ屋敷を根本から解決したいなら、今もっている自分の物を大切に扱い、しまう・片付けるという習慣を鉄の意思で継続させましょう。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。人は誰しも片付けや整理整頓に困ったり悩んだりした経験をもっていたりするものです。掃除をサボって散らかった部屋に気がついて、これじゃいけないと一所懸命に掃除をはじめる人もいますし、自分のストレスの原因は部屋が片付いていないせいだと片付けをする人もいます。誰もが自分自身を振り返りながら、うまく軌道修正して快適な生活を維持しようと努力しているものです。 

私は人生を語れるほど立派な人間ではありませんが、幸せな人生ってシンプルなことの積み重ねのうえに成り立っていると思うことがよくあります。食事・睡眠・運動の基本的な活動がいかに充実しているかどうか。快適な衣食住が出来ているかどうか。そのための環境を整えていなければ、幸せな人生は送れないのではないでしょうか。この記事をとおして、この機会に改めて快適な住環境を見直すきっかけになれば幸いです。 


<今回の作業事例:汚部屋、ゴミ屋敷の片付け>   

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