ゴミ屋敷

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ゴミ屋敷は病気が原因で起こることが多い

ゴミ屋敷


親が高齢になり住まいがゴミ屋敷状態になってしまった時、家族や身内はその状況にとても驚いてしまうことでしょう。
しかし、高齢者でゴミ屋敷になってしまうケースは多く、病気や肉体的なケガ、精神疾患などによってゴミ屋敷が誘発されてしまうことがあります。
ゴミ屋敷になってしまった場合は、家族やまわりにいる人が病気の症状や原因をしっかりと見極め、適切な対処をすることが大切です。
次に、ゴミ屋敷につながりやすい病気について紹介します。

うつ病

ゴミ屋敷うつ病


私生活、仕事などのストレスを受け続けることが原因で、物事をネガティブに捉えてしまい、無気力になってしまう病気です。
何事に対しても意欲が低下してしまうため、朝起きることができなくなったり、日中の生活に支障をきたすことも多くあります。そのためお部屋の整理整頓やゴミ出しも出来なくなり、ゴミが溜まってしまうことにつながります。

認知症

ゴミ屋敷認知症


記憶力が低下し、物事を判断する力が落ちてきてしまう病気です。
65歳以上の6人に1人が認知症になると言われています。
物忘れが多くなりゴミ出しの日を忘れてしまったり、ゴミをゴミと認知できなかったり、あるいは何度も同じものを買ってきてしまうといった行動をとることもあります。
ゴミ捨てをせず、ものを買い込んでしまうなどの行動で、ものが多くなってしまいゴミ屋敷になりやすい病気のひとつです。

セルフネグレクト(自己放任)

ゴミ屋敷セルフネグレクト


セルフネグレクトとは、セルフ(自分)をネグレクト(無視)するという意味の言葉で、ネグレクトは虐待の一種です。子供や家族の世話をしないネグレクト行為を自分自身にするということからセルフネグレクトと言います。
セルフネグレクトになってしまう主な原因は親しい人との死別や、うつ病、認知症の発症などが多く見受けられます。
入浴や食事、着替えなど身の回りのことをおろそかにしてしまい、自分自身の世話を放棄してしまう病気です。他人に助けを求めないことも特徴のひとつで、まわりが介入しにくい病気のひとつともいえるでしょう。

ためこみ症

ゴミ屋敷ためこみ症


原因ははっきりしていませんが、遺伝に関係していると考えられていて、物を過剰なまでに集めてためこんでしまう病気です。
多くの人が不要と思う物も大量に集めためこみ、安心感を得ている反面、物に対して執着が強く、物を捨てることに罪悪感を持っています。
そのため、物を捨てることができず、ゴミ屋敷となってしまいます。

統合失調症

ゴミ屋敷統合失調症


幻覚や妄想の症状が表れる精神疾患のひとつです。
現実的にはあり得ないことも現実に起こっていると錯覚してしまうなどの症状があります。
「テレビで自分の悪口を言われている」「人に監視されている」など日常生活に危険があると感じ日常生活がままならなくなることもあります。
そのため、掃除をしていたとしてもすぐに別のことを始めてしまったり、何かしようという意欲が低下してしまったり、様々な精神疾患が起こります。
思考と感情と行動がバラバラになり、一貫性を欠いてしまう。日常生活に大切な片付ける能力も低下し、ゴミをため込んでしまいゴミ屋敷の要因となることがあります。

強迫性障害

ゴミ屋敷強迫性障害


何度も手を洗ってしまう、鍵をかけたか何度も確認してしまうなど、自分の意思に関係なく、同じ思考や行動を繰り返してしまう病気です。
手洗いや掃除など清浄行為であればゴミ屋敷になるような障害ではありません。
自分の意に反してゴミを集めてしまうなどの行動をとってしまう場合もあります。
そうなると、その物を捨てられずゴミ屋敷となってしまうケースもあります。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ゴミ屋敷ADHD


ADHDは、物を失くしやすい・落ち着きがない・注意力がないといった発達障害の病気です。
感情が不安定になりやすく、整理整頓が苦手であるといった症状も見られるので、ゴミを出すのを忘れてしまったりしてゴミ屋敷化してしまうことがあります。
大人になってからADHDになるということはなく、子供の頃から不注意、多動性、衝動性などの症状があり大人になって加齢による身体的不自由が生じてADHDの特徴が強く表れることもあるでしょう。

その他にも

ゴミ屋敷病気


他にも骨折などの大きなケガにより家事ができない状況になってしまったり、慢性的な病気やその治療によって片付けをすることが難しいといったこともあります。
こういったことがきっかけで、ゴミ屋敷化してしまう場合もあります。

病気が原因のゴミ屋敷解決方法

ゴミ屋敷


上で紹介した病気などによって住まいがゴミ屋敷になってしまった場合の解決方法の例を紹介いたします。
ご家族や支援をする方は、医師の診断や助言を聞いたうえで、症状に合わせた改善優先順位を決めて対処してください。

病院を受診し治療を開始する

ゴミ屋敷対処法


まずは症状をよく観察して、病院を受診し治療を受けることが最優先です。
本人は病院に行くことを拒否する場合もありますが、本人の話をしっかり聴くことと無理やりに病院に連れて行かないことを心がけて、本人を助けたいという思いを伝えましょう。

現状の相互理解

ゴミ屋敷対処法


現状このままで良くないと思っているのは本人も同じです。
本人の気持ちになってつらさを分かち合うように寄り添う姿勢が大切です。

現状はこうだよね?
この状態を良くしていきたいよね?

と本人とよく話し合ってどう変わりたいのかについて本人の意見をよく聴くようにしましょう。
その上で、外側からみて変えた方がいいということもしっかりと伝えましょう。

ここで大切なことは”自分でどうにかして”というような突き放すような態度をとってはいけません。
しっかりと寄り添う意思があることを伝えてください。そして悩みやつらいことがあればいつでも話を聴く気持ちがあることを伝えてください。

日常生活の手助けをする

ゴミ屋敷対処法


具体的に日常生活で不自由に感じることを手助けしましょう。
ゴミ出しや家事、その他不安に思うことがあれば、なるべく一緒に行動するなどして、日常生活に安心感を作りだしていきましょう。
頼っていいという安心感が前向きな気持ちへとつながり、病気の回復やゴミ屋敷解決を早めてくれます。

片付けの説得

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ゴミ屋敷状態を解決するには、なるべく一気に片付けをしてしまうことが大切です。
なぜなら、少しずつ片付けているとなかなか前に進んでいかないからです。
本人が頼れる人がいるという安心感を持ってくれたなら、一度思い切って片付けてみようと提案してみてください。
最初は拒否するかもしれません。
なぜ片付けることが嫌なのか、しっかり話を聴くようにしましょう。
その上で、ゴミ屋敷状態であることが健康を害すること、本人にとってよくないことを丁寧に説明して説得し、片付けに向かう心づもりをつくっていきましょう。

その後の生活フォロー、見守り

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思い切って片付けができたら、その後の生活を支えることも大切です。
定期的に訪問して、近況の確認や雑談をするなどして、病気の治療、生活の安定を続けられるよう励ましてください。
ゴミ屋敷のような負のループをひとりで抜け出すことは容易ではありません。助けてくれる人がいること、いつでも相談できる人がいることは本人にとって何よりも心強く、前を見て生きる力にもなります。
ゴミ屋敷を解決した後にしっかりと見守る姿勢も大切です。

ゴミ屋敷の解決は簡単ではない現実

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これまで紹介したように、親が病気によってゴミ屋敷状態になってしまっても、家族やまわりの助けがあって本人も助けを必要としてくれる状況であればゴミ屋敷の解決はスムーズに進みます。
しかしながら、すべてのケースでスムーズに解決できるわけではないこともお伝えしておかなければなりません。

家族やまわりの人たちが、支援しようとしてもそれを拒否するケースもたくさんあります。

・本人の希望と支援者の意見が噛み合わない
・症状によっては他人の意見が素直に聞けない状態になる
・精神疾患の場合、悲観的になり交流の断絶や諦めの意思を表示してしまう

こちらが手を差し伸べようとしても、相手が受け入れてくらずに解決に進まないこともあります。
そのうちに、支援する側もあきらめの気持ちが強くなり、連絡回数や訪問回数が少なくなっていくようになります。
そうした状況が続いていくと、親が自宅で孤独死をしてしまうといった過酷で悲しい事態を迎えることもあります。

孤独死という過酷な事態

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孤独死が起こると相当大変だといわれていますが、その通りです。
発見された遺体は警察に運ばれ、身元確認・遺体解剖や現場検証などが行われるため、しばらくの間、火葬や弔いができなくない状況になります。
事件性が疑われると身内や近親者の事情聴取なども行われます。

その間にも住まいである現場は腐敗臭が出続け、ウジが湧き、現場はより過酷な状況になっていきます。

ゴミ屋敷となった部屋で孤独死が起きた場合、片付けには相当な費用や労力が必要となります。

ゴミ屋敷で孤独死が起きた際の特殊清掃や家財の処理方法を現状回復と言います。
この現状回復は実際に次のような手順で行われます。

1. 感染症対策のために作業前の消毒施工

2. 遺体発見場所の消毒や汚物回収、部屋の脱臭施工

3. ゴミ屋敷の片付け、不用品処理および遺品整理、貴重品の捜索

4. 家財撤去後、部屋全体もしくは部分的なリフォーム

これらの作業を業者に依頼する際は、100万円以上を超える費用がかかることも珍しくはありません。
相当な費用がかかることを覚悟しなければならないのが孤独死現場の現状回復における現実です。

現実的なゴミ屋敷の解決とは?

ゴミ屋敷


親の孤独死のような悲しい事態をうまないためにも、なるべく早くゴミ屋敷の解決ができることが望ましいでしょう。
しかし、すべてのケースでスムーズに解決できるわけではありません。
私たちも、片付けができないお客様、ゴミ屋敷状態のお部屋で生活するお客様と長期に渡って定期的に片付けのご依頼をいただいています。
その経験をもとにどのようなご相談を受け、どのように対応をしているかについてお伝えしたいと思います。
実際の対応例が、皆さんのご家族を守る参考になれば幸いです。

話をよく聴いて求めに応じる

ゴミ屋敷対処法


まず、助けを求められたらすぐに助けることを大切にしています。
相談を受けたら親身に話を聞いて、何を必要としているのかをしっかりお聴きします。
そしてご依頼に対し、丁寧にしっかり対応します。

相手が望むことを丁寧にやってあげること。求められたことをしてあげること。
これが何よりも大切です。
時にもっとこうしたほうが良いのではとこちらの意見を押し付けてしまったり、別の提案をしてしまいたくなることもあります。
しかし、相手からすれば頼んだことをやってほしいので、それ以外のことは余計なお世話に感じてしまうことも多いのです。
相手のためを思って言っているのだと意見や提案を強く押し付けてしまうと互いの関係が悪くなってしまう場合もあり、それ以降相談もされず、頼りにされなくなってしまうこともあります。
そうなると連絡が途絶えてしまうだけでなく、こちらからの連絡も拒否されてしまうことにもなりかねません。
相手が今は必要としていないことは無理に提案せず、まずは信頼関係の悪化をさせないこと。
これは最初の段階では特に大切なことだと思っています。

一気に解決しようと焦らない

ゴミ屋敷対処法


定期的な相談や頼みごとは、その都度無理のない範囲で応じてあげましょう。
そして、この状態が長期間続くことも心に留めておいてください。
同じ頼み事でも、何度も定期的に頼っていくことで信頼関係が少しずつ積み重なります。
病気によっては気分のムラが出やすい疾患もあります。
怒りっぽくなって、時にクレームを言われることもありますが、気にしすぎてはいけません。
あくまで症状がそうさせているのだと割り切って付き合うことも大切です。
特に認知症を患っている場合は自分の子供であることも分からなくなってしまう場合もあるでしょう。そして罵声を浴びせることもあります。
それでも決して罵声に罵声で返すようなことをせず、今淡々とできることをしてあげてください。
そうして少しずつ信頼関係を築きながら、症状が落ち着くのを待つことです。
我慢できずに一気に解決しようと無理に片付けを進めてしまうと、ケンカや争いに発展して関係悪化につながる恐れがあります。
一気に解決しようと焦らないことが大切です。
心構えとして、定期的に訪問できることで安否確認ができている。それで良しと考える気楽さも必要です。

尊厳を守る

ゴミ屋敷解決


支援する側としては、もっと片付けたほうが良いと思ってしまいますが、本人はそれを望んでいないことがあります。その気持ちを尊重することも大切です。
自分の人生に他人が踏み込んでくることを好む人はいないでしょう。尊厳を守ることは大切だという心構えを持って相手の生き方を尊重しましょう。
その人の人格や生き方を尊重し、なるべく余計な口出しはすべきではないのかもしれません。

しかし、命の尊厳を守るという点においては、孤独死を起こさないような見守り体制は必要でしょう。定期的な訪問で安否確認をしながら人として清潔な環境で生活できるよう支援していくことも大切です。
この距離感が難しいのですが、支援する側ができることはそうした適度な距離感で見守り、必要な時に助けてあげることなのではないかと思います。

まとめ

ゴミ屋敷と病気は相互に大きな関わりがあり、片付ければ病気も治り、すべて解決するといった簡単なものではありません。
高齢者となれば加齢とともに、これまでできたことが出来なくなることも増えて、自信の喪失など心身のエネルギー低下も起こります。
支援する側は、親の加齢とともに起こる心身の変化を理解し、今何に困っているのか、何をつらいと感じているのかをしっかりと寄り添い聴いてあげることが何よりも大切です。

その上で、支援する側が、それでも幸せに生きることができるんだよということを伝え、今できることをひとつずつ支援してあげること。
そんな風に丁寧に寄り添ってあげてください。そして何よりも支援する側が無理をしないことです。
今、大変な状況にあるならば、無理せずできることひとつずつクリアしていきましょう。
家族だけで支援することが難しいと感じるようなら、遠慮せずに第三者に相談しましょう。
例えば、治療で通院している病院や地域包括支援センター、あるいは片付けやクリーニングの専門業者に現状の相談と改善策について相談し、どのようにすれば本人の無理なく生活改善への道筋が立つかについて積極的に話を聴くようにしてみてください。
現状をしっかりと受け止めたうえで、今できることを焦らず丁寧に行っていくことが大切です。

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