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ライター／白石勝也
私は、これまでの便利屋人生で延べ2万件近いお困りごとの解決に携わってきました。この数字は私の誇りです！ですが、これまでを思い返せば仕事での失敗や挫折…、そしてより良いサービスのために思い悩むことの連続でした。
過去を振り返ってみると、 入社したてで平社員だった頃の私は、接客態度や仕事の手際が悪いと陸川社長に叱られる毎日で、悔しいやら自分が情けないやらで、何度も何度も心が折れそうになっていたんです。だって、もともと口数が少なくて、コミュニケーションが苦手な性格の私ですから、接客業はむいていなかったと思います。そのうえ、色々な種類の依頼をこなさねばならない便利屋ともなれば、それはもう毎日がパニック状態です。当時を思い返すとそれはもう試練の毎日でした。
そんな私が今日まで便利屋を続けてこられて、 なおかつ店長という責任ある役職を与えていただけたのは、ご依頼を解決したあとの「お客様の笑顔」と「お客様からいただく感謝のお言葉」が私を励まし続けてくれたからにほかなりません。支えてくださった皆様、本当にありがとうございます！
当時の私は、仕事でお客様にご満足いただけなかったときには『あぁ、なんてことをしてしまったんだ…』と自分を情けなく思い、しばらくクヨクヨと思い悩んでいたこともありました。「ご提案の内容が良くなかった」とか「仕事の段取りが悪かった」というのは日常茶飯事で「お客様との会話の内容も喜んでいただけなかったかも」と、後から仕事を振り返って反省することだらけで自分のことが嫌になりそうでした。
そんな私を救ってくれたのは、陸川社長の一言でした。 今から数年前のことです。店長になってからも、いつものように事務所でクヨクヨする私を見かねて陸川社長がこんなことを言ってくれました。『白石、クヨクヨするのは裏を返せばヨクヨク（良く良く）するためなんだぞ。そこが白石の良いところじゃないか。たくさん悩んで反省して、白石も会社も成長していこうな！』私はこの言葉を聞いて、すごく心が軽くなったことを覚えています。失敗して悩んで後悔して、次こそは！と取り組んでまた反省しての繰り返しが、自分自身と会社を成長させるために必要なプロセスなんだと理解できました。
もし、皆さんの中に私と同じようにクヨクヨと思い悩む性格が嫌だと思っている方がいたら、 陸川社長の言葉をお届けします。クヨクヨと思い悩むことも楽しんでいきましょう！だってそれが、あなたの良さなんですから。今では陸川社長にいただいたこの言葉を、クヨクヨしているスタッフを見掛けたときには、さも自分が考えた言葉のように話してアドバイスをしています（笑）
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