庭じまいの目的とは
庭じまいとは、自宅の庭にある植木や家財を片付けることを言います。
終活でもよく耳にするようになった「庭じまい」ですが、なぜ庭じまいが必要なのでしょうか?
まずは庭じまいの目的について簡単に説明します。
老後の負担を減らすため
庭じまいの目的のひとつに、加齢とともに負担となる家事や重労働を減らすという目的があります。
戸建てに住んでいると植木の手入れが必要となり、高齢になった時に作業が大変になることがあります。
そうした植木の手入れをしなくても良いように、植木を伐採をしたり抜根をして処分することも庭じまいです。
長年かけて少しずつ大きくなってしまった庭木に困っている方も多いので、終活で植木の処分を考える人は多くいます。
バリアフリー化のため
高齢になり足腰が弱ってくると、玄関から門扉までのアプローチを広く歩きやすくしたいと思うでしょう。
車椅子でも通れるような広いアプローチや段差のない通り道にするバリアフリー化のために、庭じまいをする人もいます。
敷地内でつまずきや転倒のリスクを減らすための庭じまいは、健康と安全のためにはとても大切です。
家族に迷惑をかけないため
庭じまいは終活のひとつ。やはり家族に迷惑をかけたくないという思いから庭じまいをはじめる方が多いです。
子供が実家を相続しても住む予定がなければ、実家は売却することになるでしょう。
その時に売却がスムーズに進むよう、家の周りを片付けておくことは、子供に負担をかけず迷惑をかけない相続のために大切です。
庭じまい、どんなことをすればいい?
それでは実際に庭じまいをするのであれば、どのようなことをすれば良いのでしょうか?
庭じまいの具体的な事例を紹介します。
植木の伐採や抜根をして処分する
庭に植えてある植木を根元から伐採するあるいは、根ごと抜根するなどして、庭木を処分します。
庭木を処分することで、剪定や手入れの手間が減り、生活の負担が軽くなります。
また、長年かけて大きくなっていった植木は、隣家に接するほどに大きくなっていたり、電線にかかってしまうなど、手のつけようがない場合もあります。
そのような庭木を思い切って処分することも庭じまいのひとつです。
雑草対策をして草刈り不要の庭にする
毎年、暑くなるとグングン伸びる雑草に手を焼いていませんか?
猛暑の中、何度もしなければならない草取りはとても大変な作業です。
防草シートで雑草対策をしたり、コンクリート敷きにするなどのリフォームで雑草の生えない庭にしましょう。
老後の家事の負担を減らして楽に暮らすために手のかからない庭にしてみましょう。
庭にある物置や不用品を処分してものを減らす。
庭に長年置いたままの物置はありませんか?
物置の中もほとんど出し入れせずにしまったままのものばかりであれば、その中身ごと処分しませんか?
また、庭先にはブロックや鉢植え、プランターなどを放置していませんか?
徐々に錆びてボロボロになった物置や庭先に放置したものが、台風や突風がふくたびに壊れたり飛んでいくのではと心配するなら、庭じまいで処分しておくと安心ですね。
安全な庭にする
家の周囲を囲っているブロック塀やアプローチの段差など、築年数が古い住宅ではこうした場所の経年劣化も進んでいます。
大きな地震が来た時にこれらが倒壊破損する恐れもあります。
こうしたブロック塀を撤去する。あるいは段差をなくしてスロープにリフォームするなど、庭じまいで事故やケガのリスクを軽減して安全な庭に変えてみましょう。
庭じまいのメリットとデメリット
終活で大切とされている庭じまいにもメリットとデメリットがあります。
これから庭じまいをしようと検討している方は庭じまいのメリットとデメリットをふまえて、自分が納得できる庭じまいを決めてみてください。
庭じまいのメリット
○家事の負担が軽くなり、生活が楽になる
庭じまいで庭仕事の負担をなくすと、重労働がなくなり楽になります。
長年大切にしてきた植木でも、大きくなりすぎると手入れが大変です。また夏場の雑草取りは熱中症の危険もあります。
庭仕事を減らせるというのは大きなメリットです。
○家族に迷惑をかける心配が減る
庭に溜まった不用品や物置を処分することで、相続後の片付けの負担が軽くなると家族も安心してくれるでしょう。終活で片付けをしておくことで心の余裕もうまれて、これからの人生をより楽しみやすいですね。
○片付けや伐採をすることで防犯防災対策になる
庭にまわりにものを置かない、植木を大きくしないことで見通しがよくなり、不審火や不法侵入を抑止することができます。また暴風雨で枝木が折れて民家に被害が及ぶといったリスクを減らすことができます。庭じまいには防犯防災対策といったメリットがあります。
庭じまいのデメリット
○景観が殺風景に感じる
庭じまいのデメリットはやはり植木を伐採するなどによって、見た目が殺風景になってしまうことです。今までよりもさみしい見た目に感じることもあるでしょう。景観に慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。
○緑が少なくなる
植木の伐採や雑草対策をすることで緑が少なくなってしまいます。
自然の美しさを楽しめないのは残念なことですが、庭に人工芝を敷いたり、自宅に観葉植物を置くなどして代わりに小さな緑を楽しむといった代替案もおすすめです。
○費用や労力がかかる
庭じまいをするにもやはりそれなりに労力や費用がかかることがデメリットです。
一度にやろうとせずに少しずつ計画を立てて行うことで、無理なく庭じまいができるでしょう。また、できるだけ自分で庭じまいをすることで、費用を抑えることができます。
自分でできる庭じまいの例も次でご紹介します。
自分でもできる庭じまいとは
庭じまいの事例は色々ありますが、まずは自分でできる庭じまいからはじめてみてはいかがでしょうか?
植木の伐採
植木の伐採は比較的簡単にできる庭じまいです。
太枝はさみと脚立などを用意して植木の枝葉を全て落とします。
幹はなるべく地面に近いところで切りましょう。
切った枝葉は紐で束ねるなどして各自治体のゴミの日に出すこともできます。
不用品の処分
庭に置いてある使わなくなった鉢植えやプランター、道具などの処分も自分でできる庭じまいです。
鉢植えは欲しい人に譲るなどして手放す方法もありますから、一気に片付けようとせずに、少しずつ片付けや整理を進めてみましょう。
防草シートなどのDIY作業
雑草対策として有効な防草シートはホームセンターでも手に入ります。
施工も比較的難しくはないので自分でできる庭じまいです。
隙間なく防草シートを張ることで地面に当たる太陽光を遮り、雑草の成長を防止します。
雑草取りがないだけでも夏場の負担が軽くなります。
ぜひともやっておきたい庭じまいです。
まとめ
庭じまいは大切な終活のひとつです。
庭じまいでやっておくと良いことはいくつもあります。
この庭じまいをどこまでやるべきかについて迷うこともあるでしょう。
お子さんや家族に色々なことを言われ、どこまでやれば良いのかわからなくなるという方もいます。言われたことを全部やらなければいけないのかと考えてしまう方もいるでしょう。
ですが、そんなことはありません。
何のために庭じまいをしようと思ったのか。誰のための庭じまいなのか。などの目的を明確にすることが大切です。
目的が明確になれば、やるべきこと、今はやらなくてもいいことがご自身の中ではっきりとするでしょう。
そんな風にご自身の目的に合った庭じまいをすることを心がけてみてください。
その上で、庭石の撤去や庭池、大きな木の伐採など自分でできない庭じまいは、業者や専門家に相談すると庭じまいがスムーズに進みます。
費用と労力のバランスを考えて無理なく目的をもって終活の庭じまいをやってみてくださいね。
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