ライター/マサキ
先日、フジテレビで放映された「中居正広の“終活”って何なの?~僕はこうして死にたい~2016」をご覧になられましたでしょうか?インターネットなどでもさまざまな反響が出ています。今回は、たびたびご依頼を受ける「終活」について、テレビ番組の内容を交えて考えてみたいと思います。
■後悔しない逝き方を考えるための5問とは?
番組内では、下記の『後悔しない逝き方を考えるための5問』にポイントを絞って話が進められました。
1.死をイメージしているか
2.誰に何を伝えておくか?
3.誰に何を遺しておくか?
4.どんな葬儀にしたいか?
5.どこで逝きたいか?
今回は、この中で『 3.誰に何を遺しておくか?』にクローズアップしたいと思います。
■(1)実家の片付け
①「そなえアルバム」の作成
両親の住む家にはモノが多く、さらに、その中には思い入れの深いものが多い。「捨てられない」と悩む中、「そなえアルバム」の提案がありました。「そなえアルバム」とは親の残したいものを写真に収めてアルバムを作り、その思い出話を聞いていく。すると親は気持ちが整理されて後日見返した時捨てられるようになるそうです。作業上のポイントとして、「これはもう使わない」や「必要ないから捨てなよ」などは禁句。親の意思を聞くことで片付けやすくなります。
②親に「聞いておくべきモノ」のリストアップと確認
下記の「親の死後に必要となるリスト」を確認しながら両親と話を進めましょう。
○パスポートはどこ?
○運転免許証はどこ?
○健康保険証はどこ?
○マイナンバーはどこ?
○年金手帳はどこ?
○銀行通帳やキャッシュカードはどこ?
○クレジットカードはどこ?
○不動産の権利書はどこ?
○戸籍の履歴は?
中でも、「戸籍の履歴」は法定相続人を証明するため故人が生まれてから死ぬまでの戸籍謄本が必要で、確認しておきたい項目です。その他にも、葬儀の希望や宗派、遺影なども確認しておくとよいでしょう。
仏壇の処分の方法については下記を参考にしてください。
【遺品整理】実家の仏壇を処分したいときにやるべき「供養」と「処分」の方法
■(2)あなたは携帯電話やパソコンを遺して逝けますか?
デジタル遺品とは、携帯電話やパソコンに遺された写真や動画、個人情報やインターネットの情報などのことをいいます。
故人が有料サイトに登録していることを家族が知らないままでいると、利用料が引き落とされつづけます。また、遺された写真や動画を見られ、「浮気」などの事実が家族にばれてしまうということもあります。
また、団塊世代が陥りやすいトラブルとしていちばん大きな問題になりうるのは、ネットバンクやFX株といった金融証券系の問題です。知らない間に大きな借金を家族に残してしまうこともあります。
自分がどのようなデジタル遺品を持っているか?また、サービスやアカウントをすぐにわかるようにしておくことが重要です。
<デジタル遺品の整理の方法>
○遺したい写真を家族がわかる場所に保存する。
○取引先、アカウントIDの2つをデジタルエンディングノートに記入する。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?「終活」とひと口に言っても、さまざまな課題がありますね。この番組の最後に中居正広さんが、まだピンときてないのかなと思いますけど…と前置きした後、「遺された方々に迷惑をかけないための準備は少しずつしなければならないのかなと思いました。」とおっしゃられていました。自分にできることから少しずつ始めてみるのもいいのかもしれません。
便利屋アルファではこの「終活」についてもご相談を頂いております。お客様に寄り添い、共に考え、残される家族のことを思いお役に立てればと思っております。
<参考>
【終活】シニア世代の終活の実践傾向とは?気になるのはやっぱり「片付け」
<作業事例:不用品処分、葬儀事前相談、遺品整理(2LDK)>
作業人員および車両 | 2名と2トントラック |
作業時間 | 約5時間 |
作業料金 | 100,000円+消費税 (清掃作業サービス) |
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