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エンディングノートは誰のため、何のために書く?

終活

終活のはじめの一歩にエンディングノートを書いてみる人は多く、終活カウンセラーもエンディングノートを書くことを推奨しています。

これを読んでいただいている方の中には、親に終活をしてほしい方もいるでしょう。

「もしもの時に困るから、終活をしてほしいな」
「終活して、家にあるものを減らしておいてね!」

親に何度か終活のことを話してみたけれど、「自分はまだまだ」とか「死んでほしいのか」と否定ワードで先に進まないのは、あなたに限った話ではありません。

このハードルを越えたい、終活ってやっぱり難しい…。
そう思っているなら、ちょっと視点を変えて終活に向き合ってみてほしいんです!

そこで役立つのがエンディングノートです。

まず、エンディングノートを書くのは誰のため?何のために書きますか?

”家族に迷惑をかけないため”
”子供たちに想いを残すため”
ですよね?


残された人があなたのことをもっと深く知るため、希望や想いを知るため、そして希望に沿った手続きをしてあげるために書いておくものです。

銀行口座の情報
保険のこと
不動産のこと
大切な書類の保管場所
葬儀の希望
など

こういった情報を書いておくものというイメージがエンディングノートにはありますが、それはエンディングノートのひとつの側面にしか過ぎません。
もちろんそれも大切です。

でも「エンディングノートは情報を書いておくもの」というイメージばかりになってしまうと、なんだか無味乾燥なもののように思えて、面倒な宿題のような感じで、やる気もでないですよね…。

そこで「親にエンディングノートを書いてほしい」「親に終活をしてほしい」と思っていらっしゃる方に、親御さんと楽しく一緒にエンディングノート書いていくコツを今回はお伝えいたします。


最高の親子コミュニケーションツール。それがエンディングノート!

終活


皆さんは実家に住むご両親に会いにいったらどんな会話をしますか?

「元気?体調良い?」
「最近どう?ご飯食べてる?」
「最近どんなことしてるの?」

どうしても近況の確認が多くなってしまいませんか?


会話もあんまり弾まないから、実家に帰る意味は安否確認みたいな感じになってしまう。
これもあるある話だと思うんです。

話題を変えて終活の話をしてみれば、そっけない返事だったり…。

やっぱり終活を進めるのは難しい!
そう思ってしまいますよね?

そんな難しく感じる終活を、もっと気楽に進めていける方法をお伝えします。

この言葉を口に出してみてください。

「お父さん(お母さん)の小さい頃の話聴かせて!」


実際、皆さんはどのくらいご両親の生い立ちを知っていますか?

小さい頃に話を聞いたことがあるけど、それもうろ覚えだったりしませんか?
だから、お父さんお母さんの生い立ちを改めて聴いてみてほしいのです。


きっかけは出身校や、出生地。
なるべく多感な時期の質問が良いでしょう。
その方が記憶や思い出がたくさんあるからです。

小学校〜大学生くらいの頃の話から聴いてみてください。

どんな遊びしてたの?
どんな学校だったの?
思い出の先生は?
何でその学校を選んだの?


そして、その話をただ聴くだけではなく、あなたがメモをしてほしいのです。
つまり、あなた自身がインタビュアーになって、お父さんお母さん自身が人生を振り返るお手伝いをしてみてほしいのです。

お父さんお母さんの話を丁寧にメモをとりながら、あなた自身がエンディングノートをつくるお手伝い役になってください。


ふと思い出した断片的な話も、丁寧にメモをしておくと良いでしょう。
話を続けているうちに、お父さんお母さんも思い出が徐々に繋がって、本人さえ忘れていた幼少期の光景がフッと思い返されることもあります。
そんな思い出がお父さんお母さんの心を癒す効果もあります。

さらにお父さんお母さんのご両親のことも聴いてみるのもオススメです。
生まれてから物心ついた頃の一番小さい頃の記憶を辿るのは、お父さんお母さんにとっても子供の気持ちに戻れる素敵な時間。

お父さんお母さんに限らず誰もが、自分の人生をこんな形で振り返ることは滅多にあることではありません。

あなたのことに興味津々で生い立ちや思い出話を聴いてくれることが、どんなに嬉しいことかお分かりになりますよね?

お父さんお母さんにこんなことを聴けるのは、終活カウンセラーかお子様のあなた自身くらいなもの。



この生い立ちを書き残しておくのも、エンディングノートでは大切なことのひとつです。


お父さんお母さんの生い立ちや思い出話を聴きながらメモをとっていく。
それだけでエンディングノートは仕上がっていくのです。

エンディングノートを書くためにインタビューを通して、お父さんお母さんが過去を振り返る時間になります。
あなた自身も話を聞けて良かったと思えることがあるはずです。

そんな時間をつくれるのが、このエンディングノートなのです。
いかがですか?
エンディングノートは最高の親子コミュニケーションツール。
お分かりいただけたでしょうか?

さぁ、あとは皆さんが実際にやってみてください!



子供が聴いて、親が話す。過去を振り返る素敵な時間。

終活


終活で大切なことのひとつ。
ご両親の人生の棚卸し。
そのお手伝いが子供のあなたにはできるのです。

決してイヤイヤではなく、ごく自然に人生の振り返りの手伝いをしてあげられます。

親に終活をしてほしいと思っている方は、まず生い立ちを聴くことからはじめてください。
子供が聴いて、親が話す。
過去を振り返る素敵な時間。
それを楽しんでみてください。

終活は義務でもなければ、押し付けられてやるものでもありません。

根底には、愛情というポジティブな気持ちがあって、その愛情を形に残していくことが終活です。

終活をしてほしいという子供の気持ちを優先させるのではなく、ご自身の胸にある愛情を意識しながらコミュニケーションをとってみてください。

きっと素敵なかけがえのない時間が生まれることでしょう。

終活がもっと人に愛され親しまれるようになることで、色んな場所で素敵なコミュニケーションが生まれて、親子がもっと幸せになれるように思います。

株式会社アルファ終活サービスは、そんな素敵で幸せな終活をこれからもご提案していきたいと思います。



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