ライター/角田真一

こんにちは! 便利屋アルファです。

最近、夫婦のDV問題がニュースでも取り上げられることが多くなりましたね。

便利屋アルファに相談されるお客様の中にも、DVから逃れるための相談って実は多くて、

年に数件はこういったご依頼者を助けているんです。

相談者はほとんどが女性です。

夫の暴言・暴力に耐えられなくなって家出を決心して相談をしてきます。

ストーカー殺人などの悲惨な事件が多く起きていることをふまえて、

こういった相談には万全を期して対処しなければなりません。

私たちは、このような家出や引越しを「昼逃げ」と呼んでいます。

ずいぶん昔に「夜逃げ屋本舗」ってドラマが流行りましたが、まぁそれの昼版って感じです。

夫のいない昼間に逃げるように引越しするので「昼逃げ」

そのまんまですね(笑)

「昼逃げ」は社名のわかるユニフォームや車両は使用しません。

ジーパンやチノパンにシャツなどのラフな格好で、友達が荷物の片付けを手伝ってる風でやります。

もしくは「リサイクルショップ屋です」とか言えば引越しには見えません。

近所の方に声を掛けられたら

「置き場に困った荷物を貸しコンテナに運ぶ」
とか

「いらなくなった荷物をリサイクルショップ屋に買い取ってもらう」

とか適当なことを言えば大丈夫です。

 

「さぁ、家出しよう!」

(以下、実際の昼逃げ方法です)

 

1.準備しよう!

まず引越しの準備は夫にバレないように進めます。

引越し当日まではいつもと変わらない日常生活をしてもらいながら、

持っていく荷物はあらかじめ打ち合わせをして決めておきます。

2.物件を決めよう!

引越し先もあなたの実家や知り合いの家ではない物件を選びましょう。

夫はあなたの実家や知り合いの家をかたっぱしから当たって探しに来ますからね!

※物件選びの際に、DV夫からどれだけ離れるかといった引越し距離はあまり関係ないと思います。

同じ市内でも情報の流出にさえ注意すればバレることはありません。

3.転居の報告をしよう!

転居の報告は信頼できる人だけに限りましょう。

夫や夫側の親族に、あなたの行き先を知られないようにしてくださいね。

それから私たちが引越しを手伝った痕跡も残さないようにします。

後で会社に怒鳴り込まれても困りますからね!

4.運ぼう!

当日は一気に荷物を梱包し運んでしまいます。

一度出たら二度とそこへは戻りませんよー。

お忘れ物ないように!

急ぎながらも大事なものの確認はしてくださいね。

 

5.念には念を入れよう!

夫が会社に出ている間や、数時間の外出をするタイミングに引越ししますが、

夫の予定が急きょ変わって帰宅されては困るので、

夫にも私たちの見張りをつけて行動をチェックします。

万が一の備えですね!

6.寄り道をしよう!

えっ!?と思われるかもしれませんが、これも大事な昼逃げの鉄則。

転居先に行くまでに何ケ所か寄り道をします。

後ろからついてくる車がいないか確認をするためです。

この方法でやって今までの成功率は100%。 

7.落ち着こう!

(昼逃げが成功したら)

昼逃げが成功したら、まずは落ち着きましょう。

ご依頼者は夫と距離をおいたまま、身の安全を確保しながら離婚など今後の話し合いを進めましょう。

もちろんこの段階のサポートもやっています。

必要であれば専任弁護士を紹介できます。

昼逃げの流れはこんな感じですが、DV被害者の生活環境はそれぞれですから、

逃げたくても経済的に難しい方などもいることでしょう。

昼逃げを成功された方も、すぐには逃げられない状況の方も、証拠や記録は必ず残しておいてください。

今後の話し合いで重要になってきますから。

すぐに逃げられない状況の方も、

集めた証拠で優位に立てるようになりますからそのような相談も受けています。

家庭内暴力は周りからは見えにくいから厄介です。

被害を受けている本人が加害者に洗脳されている方も多いですからね。

「私(被害者自身)が悪いのだ」

「私が相手(加害者)を助けて変えてあげなければ」

と考えてしまうものです。

実際、そんなことでは解決はしないし、お互いに幸せな人生を歩むことは出来ないと私は思っています。

夫婦や親子は支配し・支配される関係ではなくて、

お互いに尊重し・協調し・助け合って人生をともに歩む共同体のはずですよね。

「昼逃げ」って現実から逃げるみたいなイメージで、ネガティブな方法と思われるかもしれません。

DVを受けてきた方は、何度相手を変えようと努力してきたのでしょうか?

その結果はどうですか?

相手は変わりましたか?

あなたは幸せでしたか?

精神も肉体もボロボロになるまで傷つけられて。

命の危険も感じて。

と思ったら急に優しくされたり、泣いて謝られたり。

毎日毎日、相手に振り回されて混乱しまくりですよね。

お互いに幸せな人生を歩むために、「昼逃げ」は前向きな手段のひとつと考えています。

DVによる被害者や加害者が一人でも減ることを願ってやみません。